目次
レーシック後に再手術が必要になる人
レーシック後に近視が進行した場合
レーシックをしても視力が低下する可能性はあるに書いてあるとおり、レーシック後に近視が進行する可能性があります。
レーシックを受けて過矯正になった場合
レーシックによって通常極めて稀に過矯正の遠視になる可能性があります。なぜならエキシマレーザーの精度が高くても、角膜水分量や個人差によって誤差を生じることがあるからです。
過矯正で遠視になった場合、再手術によって、角膜周辺部をレーザーでわずかに削ることで遠視を簡単に修正することができます。(出典:矢作徹 著「2014年版近視レーザー手術ガイドブック」)
レーシックに失敗したから再手術するの?
「○○さんがレーシックの再手術をしたらしい。レーシックに失敗したらしいよ」
これはほとんどが誤解です。メディアによるミスリードも関係がありますが「再手術=元々の手術に失敗していた」とは限りません。
先に挙げた通り、レーシック後も近視は進行します。近視が進行したために再度レーシックを受ける人は一定の割合で普通に存在するのです。
レーシック再手術について
レーシックの再手術をする人の割合
慶應義塾大学病院では全体の約5%が近視戻りで追加の矯正手術を受けています。(出典:根岸一乃 著「レーシック治療のウソ、ホント」)
レーシック再手術を受けられる条件
レーシック再手術をするためには角膜の厚みが必要です。なぜならレーシックは角膜を削ることで屈折を変える手術だからです。
角膜の厚みが足りない場合は眼内レンズ(ICL)が選択肢になります。
レーシック再手術が可能な回数
再手術が可能な回数は個人差があります。角膜が厚ければ、再手術可能な回数が多いです。角膜が薄ければ、再手術可能な回数は少ないです。
角膜を削る量が増えれば増えるほど、ハロー・グレアなど見え方の質(Quality Of Vision)に悪影響が出る可能性が上がります。したがって、クリニックによっては「再手術は2回まで」というように再手術の回数を制限していることがあります。
私はレーシック手術前の適応検査にて「角膜の厚みから再手術1回は可能だね」と眼科医に言われました。再手術できないほど角膜が薄い方は、最初からレーシックではなく眼内レンズ(ICL)も検討したほうがいいです。
関連:[神戸神奈川アイクリニック]レーシック適応検査の体験談
レーシック再手術のリスク
通常のレーシックと同じリスクはもちろんあります。
初回レーシックで削った角膜を再度削るため、削った角膜の総量が増えます。角膜を削る量が増えれば増えるほど、ハロー・グレアなど見え方の質(Quality Of Vision)に悪影響が出る可能性が上がります。