レーシックは万能ではありません。「その時点における近視」をバッチリ矯正することはできますが、近視の進行を止めることはできません。したがってレーシック後に近視が進行する可能性はあります。
目次
レーシック後に近視戻りする原因
近視の進行自体は止まらない
レーシックをしても近視の進行自体は止まりません。身長が伸び続けるように、近視も一定の年齢まで進行し続けます。一般的に20歳前後で近視の進行は落ち着く、と眼科医が言っていました。
近視の進行は環境要因も関係あり
「近視の進行には環境も関わっている」という説は非常に有力です。
以下のような近くを見続ける習慣が近視を進行させる可能性があります。
- デスクワークでパソコンを長時間使用する
- 時間があれば常にスマートフォンを触る
- 手元の細かい作業を長時間行う
レーシック後に近視戻りする確率
慶應義塾大学病院では全体の約5%が近視戻りで追加の矯正手術を受けています。(出典:根岸一乃 著「レーシック治療のウソ、ホント」)
私がレーシックで通院した時、待合・受付で再手術の案内を受けている男性を見かけました。近視戻りで再手術は珍しいことではない、と感じました。
レーシック後の近視戻りを防ぐポイント
ポイント1.レーシックを受ける年齢
近視の進行は20歳前後で落ち着くのが一般的です。近視の進行が落ち着いてからレーシックを受けるべきです。
個人的には25歳以上になってからレーシックするのが良いと考えています。20代前半でレーシックを受ける場合は、あえて少し過矯正にしておく選択肢もあります。
ポイント2.近くを長時間見続けない
レーシックを受けた後は環境要因による近視進行リスクを減らすべきです。
近くを長時間見続けないようにし、パソコンやスマートフォンを使う際は意識して休憩を取るようにしたいですね。
レーシック後に近視が進行してしまったら?
レーシックの再手術を検討
角膜に厚みがあればレーシックの再手術が可能な場合があります。私はレーシックを受ける前に「あなたは再手術可能な角膜の厚みがありますよ」と眼科医に言われました。再手術が可能かどうかは事前に必ず確認しておきましょう。
レーシックの再手術が不可能なら眼内レンズ
角膜の厚みが足りない場合はレーシックの再手術ができません。その場合は眼内レンズ(ICL)が選択肢になります。