レーシックに最適な年齢と年齢制限について

レーシック手術の年齢制限

レーシック適応年齢の下限は18歳

レーシックは18歳から可能

レーシックは18歳から可能

日本眼科学会が定める屈折矯正手術のガイドラインによれば、レーシックの適応年齢は18歳以上であり、未成年者は親権者の同意が必要です。

レーシック適応年齢の上限はなし

日本眼科学会が定める屈折矯正手術のガイドラインでは、レーシックの適応年齢に上限はありません。

クリニックによっては「65歳以上は不適応」などの上限を設けている場合があります。

レーシックに最適な年齢

18歳から25歳までは、近視進行リスクありで、レーシックはそこそこ推奨できる。25歳から34歳までは、レーシックに最適。34歳から40歳までは、レーシックはそこそこ推奨できる。40歳以降は老眼進行があるため、レーシックにはあまり適していない。

レーシックを受ける時は近視進行リスクと老眼進行の考慮が必要

下記情報から、レーシックに最適な年齢について考えてみました。

  • 日本眼科学会が定める屈折矯正手術のガイドライン
  • 私自身が実際にレーシックを受けた経験
  • 眼科医が執筆した様々なレーシック関連書籍

レーシックは25歳〜34歳がベストタイミング

個人的にレーシックは25歳〜34歳がベストタイミングだと考えています。

理由は以下のとおりです。

  • 近視の進行が落ち着いている可能性が高い年齢だから
  • まだ老眼が進行していない可能性が高い年齢だから

理由について詳しくは下記項目を続けてご覧ください。

レーシックを20歳未満には強く推奨できない理由

「レーシックを受けたが、その後近視が進行してしまい、再び目が悪くなってしまった」

これは避けたいですよね。

レーシックをしても視力が低下する可能性はあるに書いた通り、レーシックをしても近視の進行を止めることはできません。

一般的には20歳前後で近視の進行は落ち着くと言われています。近視の進行が落ち着いた年齢になってからレーシックを受けるべきだと私は考えています。

<コラム>
20代でレーシックを受ける場合、将来近視が進行することを加味して「あえて少しだけ過矯正にしておく」という選択肢があります。慶應義塾大学医学部眼科の坪田一男教授は、息子と娘の20歳誕生日にレーシックをプレゼントしました。その際、将来近視が進行すること・20歳であれば水晶体のピント調節能力に問題がない、ことから正規より0.5ジオプター過矯正にしました。

レーシックを40歳以上には強く推奨できない理由

40歳以上の場合は老眼が進行している可能性があります。近視のおかげで近くが見えているだけで、実は老眼が進行していることがあります。レーシックを受けて近視を取り除くと、老眼の症状が浮き彫りになる可能性があります。

関連:「レーシック後に老眼が早まる」は誤解

40歳以上の場合は老眼・白内障を考慮してからレーシックを受けるべきかどうかを検討すべきです。