[神戸神奈川アイクリニック]レーシック手術当日の体験談

いつも通り起床

前日は普段通りぐっすり眠ることができました。

起きた後はゴミ出しをしてから朝食を食べました。特にドキドキしたりそわそわしたりすることもなく、いつも通り淡々と過ごしました。

手術について考えると少し緊張を感じるのですが「早く終わらせたい」「視力の良い裸眼を味わいたい」という気持ちが強かったです。

「手術を平静で乗り切れるのかな?」も考えました。手術をリラックスして受けるのは難しいかもしれませんが、どこまでリラックスして受けることができるかチャレンジしようと思いました。「呼吸に集中するのが良いかもな」と考えました。

そして午後にクリニックへ行くため自宅を出ました。この日の服装はダウンジャケットと、シャツ、ジーンズ、スニーカーにしました。シャツだと脱ぐ時に目を触る可能性がありません。

関連:レーシック手術当日の服装はどうすればいいですか?

いざクリニックへ

神戸神奈川アイクリニックが同居している新宿アイランドタワー入り口付近の外観

神戸神奈川クリニックがある新宿アイランドタワーへ

この日は待合で女性4人 男性1人を見かけました。若い女性が多い印象でした。

まずは受付でレーシック手術代を支払いました。手術の後で使用する点眼薬の説明を受けて、点眼薬一式を受け取りました。その後、痛み止めのロキソプロフェンを渡されたので、ウォーターサーバーから水を紙コップに注いで、薬を飲みました。その後は待合室で待機していました。

そしていよいよ自分の番号が呼ばれました。

少しずつ緊張感が高まる手術直前

これから手術を受ける人たちが待機する待合室に移動しました。テレビが置いてあったり、数名分のロッカーがあったりする小さな部屋でした。椅子は3つだけで、私以外に1人待機してる人がいました。

まずは椅子の前にあるロッカーを開けて、荷物と上着を入れました。携帯や自宅の鍵などもすべて入れました。ロッカーは小さいので、スーツケースなどは入らないですね。荷物は最低限で行くのが良いと思いました。

靴を脱いで用意されたスリッパに履き替えました。その後、服の上から手術用のガウンを着せられ、頭に手術用のキャップを被りました。あとは呼ばれるまで座って待機していました。テレビが置いてあって民放らしきものが流れていました。

そして待合室のドアが開いて、私が呼ばれました。手術室があるエリア(廊下)へ案内されました。よくあるような病院の廊下みたいな場所でした。

手術室の扉近くにある椅子に座り、麻酔用の点眼と消毒用の点眼をされました。麻酔用の点眼は、通常の点眼と変わらず、変にしみることはありませんでした。しかし消毒用の点眼は少しだけしみました。とはいえ、ドライアイの時に涙がしみる感じに近いので楽勝でした。

点眼が終わると、手をアルコール液で消毒し、そのまま座って待機していました。

そして椅子の近くの入り口が開いて「どうぞ」と手術室へ呼ばれました。

いよいよレーシック手術の開始

いよいよレーシック手術が始まります。私が受けたのはアイレーシックで、執刀医は北澤先生でした。

手術前の検査

手術室に入ると緊張感が高まってきました。ちなみに手術自体が初体験です。(※歯科で抜歯手術をしたことはあります。)

バチスタシリーズや医龍など医療系ドラマが好きな私は、初めて見る手術室に「これが本物の手術室か!」と少し興奮していました。

まずは椅子に座って目の診察から始まりました。「お名前を教えてください。」「生年月日を教えてください。」という、やり取りをしながら、右目左目を1分ぐらいでサクッとチェックされて、すぐ手術台へと案内されました。

フラップ作成

スリッパを脱いで手術台に上がりました。この瞬間、緊張がピークに達しました。「いよいよ手術が始まる!」という緊張感です。

手術台に仰向けで寝ると、まずは頭を固い布ゴムのようなバンドで固定されました。頭が動かないようにするためのものです。

そして点眼を数滴されました。

「緊張していますか?」と聞かれたので「はい、緊張しています」と答えました。緊張するだろうな、とずっと思っていたので、緊張している自分を客観視できていました。

そして機械が顔の前にグルーっと回転移動してきてフラップ作成が始まりました。

まずは右目からでした。機械の位置を合わせながら「光の中心を見てください」と言われました。

そして目を開いたままにしておくための器具を右目につけられました。これが若干痛いというか、まぶたを引っ張られてるなという感じで軽くビビりました。

あとは目の前にある機械の光(ランプ)を見ていたらだんだん視界がボヤーッとなってきました。「綺麗にできてますよ」と優しく声をかけられました。「ランプを見ていただけなのに、いつの間にフラップが作成されていたんだ?」というぐらい、何も感じませんでした。

次は左目に機械が移動されて、左目も同様にフラップが作成されました。白い光の中心をボーっと見てるだけで、いつフラップができてるのか私には分かりませんでした。

「フラップができましたよ」と言われる頃には、視界が白くてボヤけていました。視界はボヤけていましたが、特に焦ることもなく「これがフラップを作るということか」と感じていました。

目を開く器具を外されて「少しの間、両目を閉じて休んでください」と言われました。その間にベッドが半回転しました。「目を開けてください」と言われて目を開くと、目の前にはベッドと逆位置にあったエキシマレーザーの機械がありました。

ところで、ここまででスタッフに手を握ってもらっていないことに気がつきました。そもそも「手を握りましょうか?」と聞かれもしませんでした。聞かれても断る予定でしたが。どうしても手を握ってもらいたい人は手術前に自分から言ったほうがいいですね(笑)

エキシマレーザーの照射

フラップができたので、今度はエキシマレーザーで角膜を削るわけです。

フラップ作成時と同様、まずは右目からでした。

「赤い1点のランプが見えてくるのでそれをずっと見つめていてください。両目を開けるようにしてくださいね」と言われて「はい、わかりました。」と答えました。フラップ作成時と同様、目を開く器具をつけられて、赤い点を見つめていました。

この前後でフラップをめくられているはずなのですが、それには全く気が付きませんでした。

「照射中は機械の音がするけど、そのまま赤い光を見ていてくださいね」と言われ、バチ、バチ、バチと結構大きい音が少し離れたところから聞こえてきました。目に対する振動とか衝撃は一切なく、音がうるさいだけでした。匂いも感じませんでした。レーザーが照射されることによって音が鳴っているというわけではなく、レーザーを出力するために機械本体が音を出しているようでした。

バチ、バチっと何回か音がしているうちに、視界がぼやけてきて、赤い光が見えづらくなりました。「もう少しですよ。ずっと赤い光を見ていてくださいね」と言われました。

そして気がついたら終わっていました。同じことを左目でもやりました。

この時点ではもう緊張感はほとんどなく「へーレーシック手術ってこんな感じなのか」と考えていました。

「はい、もう終わりましたよ」と言われ、気がついたらレーザー照射は完了していました。

洗浄・手術終了後の検査

エキシマレーザー照射が完了した後、目に水のような何かをぶっかけられて、目を洗われているような感じでした。もちろん麻酔が効いているので痛くありません。

その後、目をペタペタと筆みたいもので撫でられました。筆と顕微鏡らしきもので覗かれている様子が見えて不思議な感覚になりました。筆で撫でられる感触は少し気持ち悪かったです。もちろん麻酔は効いています。

そして、目のまわりや顔に被せられていた布を取られて手術が終了しました。

その後はすぐに手術室内にある椅子に座り、目を検査されました。「問題ありません」と言われて、無事レーシック手術が終わりました。

両眼で数分ぐらいしかかかっていませんでした。レーシック手術はあっという間でした。

手術室を出たあと、スタッフにエプロンを外されて、頭のキャップも脱ぎました。ここにて終了で、そのまま受付を通らず帰宅して良いとのことでした。

ロッカーがある手術待合室に戻り、ロッカーから荷物を出してそのままクリニックを出ました。

関連:レーシック手術の痛みと恐怖感について

危険だった帰宅

エレベーターに乗っている時に、視界が少しずつ白くボケけてきました。クリニックから渡された書類を読もうとしても、文字をうまく読むことができませんでした。エレベーターのボタンもギリギリ認識できるレベルであせりました。

エレベーターを降りてビルから出ようとした頃には視界がかなり白くボヤけていました。新宿駅までの道中、さらに白いモヤが強くなり、人の姿がモヤになるほどでした。道を知らない場合は帰宅が困難になるレベルでした。感覚を頼りに新宿駅西口へ向かいました。新宿駅を使う方は地上道路経由ではなく地下通路経由を推奨します。あと階段はできるかぎり使わないほうがいいと思いました。普通に怖かったです。

そして無事駅に到着し、改札を通り電車へ。まだ白いモヤが強かったので、電車に乗ったらすぐに目を閉じました。最寄りの駅に着いて目を開けると少し白いモヤが取れていて、問題なく帰れそうなレベルになっていました。

その五分後ぐらいから突然目が痛くなってきました。玉ねぎが目にしみる状態になり、目をまともに開けてられない状態になりました。足元が若干ふらつき「これはやばい」と思いました。

そしてなんとか帰宅することができました。「とにかく早く家にたどり着きたい」と人生で1番強く思いました。道で邪魔な人をこの日ほど憎んだことはありませんでした。

目がしみるし、視界がボヤけているのでパソコンやスマートフォンの画面をうまく見ることができませんでした。ギリギリ文字が読めるレベルです。

何もすることがないので点眼して横になりました。点眼は抗菌のものが若干しみましたが、他の点眼はしみませんでした。

夜になり、まだ少し目がしみていましたが夕食を食べました。夜9時頃には、しみる感じがかなり無くなっていましたが、目には違和感を感じていました。

当日はお風呂に入れないので、体をタオルで拭いて寝ました。目を守るため仰向けで寝ました。

関連:レーシック手術後の注意点・過ごし方

レーシック手術を受けてみた感想

手術当日に病院で受け取った点眼剤や書類など

手術当日に病院で受け取った点眼剤や書類など

「光を見つめている間に気がついたら数分で終了している手術」でした。

麻酔は点眼なので、最初から最後まで痛みや苦痛を感じることがありませんでした。

術前に感じていた恐怖レベルを10とすると、実際やって感じた恐怖レベルは2ぐらいでした。

私が今まで受けたことのある医療には以下があります。

  • 水平埋伏智歯の抜歯
  • 経鼻内視鏡検査
  • ヒゲのレーザー脱毛

どれもレーシックよりきつくて、治療中痛かったり、あるいは術後のダウンタイムが辛かったりしました。それらと比べるとレーシックはかなり楽な手術だと思いました。

「レーシックは術前に感じる恐怖感は強いものの、手術自体はあっけない」

これがレーシック手術を受けてみて1番感じたことでした。おかげで、将来白内障になったときに、速やかに手術を決断できそうです。

前回:レーシック手術当日までの数日間に考えていたこと[体験談]

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