目次
レーシックを受けられない年齢
18歳未満はレーシックを受けることができません。詳しくはレーシックに最適な年齢と年齢制限についてをご覧ください。
レーシックを受けられない職業
「レーシックを受けたら解雇される、異動される、不合格となる」職業は、海上自衛隊および航空自衛隊のパイロットです。レーシックを含む屈折矯正手術が禁止されています。(2016年現在)
JAXA・NASAの宇宙飛行士やJAL・ANAなどのパイロットはレーシックが認可されています。
ボクサーの場合はクリニックにレーシックを断られる可能性が高いですが、仮にレーシックを受けたとしてもプロテストには参加できます。(参考:SHEILAオフィシャルブログ)
目に強い衝撃が加わる可能性が高い職業(ボクサーなど)は、フラップが剥がれる可能性があるため、クリニックではレーシックを推奨されない可能性があります。その場合、フラップを作成しない術式(エピレーシック・ラセック・PRK・ICL)が選択肢になります。
レーシックを受けられない原因、条件
角膜が薄い場合
レーシックは角膜を削ることによって屈折を矯正します。角膜に厚みが足りないと、角膜を十分に削ることができません。角膜が薄いのに無理やり削ると、角膜の強度が不足し、合併症のリスクが高まります。
角膜の厚みは適応検査にて計測されます。
強度近視で視力が悪い場合
マイナス12ジオプターを超えるような強度近視の場合はレーシックに適応しません。(参考:加藤卓次 著「近視矯正手術レーシックの正しい受け方」)
強度近視の場合、それだけ角膜を削る量も増します。角膜を削る量が多いとハロー・グレアなどの合併症リスクが高まります。そもそも角膜の厚みが足りないこともあります。
強度近視でレーシック不適応の場合はICLが選択肢となります。
目に病気や問題がある場合
- 白内障
- 緑内障
- 網膜剥離
- 重度のドライアイ
- 円錐角膜
- 目の周りに炎症がある
上記のような目の疾患がある場合はレーシックを受けられません。また、過去に目を怪我したり、病気があったりした場合は医師との相談が必要です。
持病がある場合
- 重度の糖尿病
- 膠原病
- 重度のアトピー性疾患
- エイズなどの免疫不全
上記のような疾患がある場合はレーシックを受けられません。
妊娠、授乳中の場合
妊娠、授乳中の女性はレーシックを受けられません。
手術日当日に怪我や風邪で体調に問題がある場合
検査結果がレーシック適応で手術を予約したとしても、手術日当日に風邪だったり体調が悪かったりする場合は手術を受けられない可能性があります。
私が検査でクリニックに行った時に待合で受付の電話が聞こえてきました。「風邪を引いているならば、手術日を先延ばししたほうがいいです」と、受付の方が対応していました。
体調が悪い場合は術後の回復に影響したり、術後の合併症を強く感じたりする可能性があります。無理しないようにしましょう。