適応検査のカルテとは
私が受け取ったカルテ(適応検査結果表)には以下の数値が記載されていました。
- 近視矯正手術前の裸眼視力
- 屈折度(近視、遠視、乱視)
- 角膜曲率半径
- 角膜厚
- 暗所瞳孔径
- 眼圧
もしカルテを紛失してしまった場合でも、病院に連絡をすれば再発行してもらうことが可能です。ただし、一般的に再発行は手数料がかかりますので注意が必要です。
適応検査のデータは白内障手術で必要
なぜカルテを保存しておく必要があるのか、というと将来白内障手術を受ける際にデータが参考になるからです。
白内障手術では水晶体を取り除いた代わりに眼内レンズを挿入します。眼内レンズの度数はその人の目に合うよう計算する必要があり、計算式が決まっています。
レーシックをした目に対して、通常の目と同様の計算式で度数を計算すると、目標とする設定値からずれる可能性があります。したがって、眼内レンズの度数を計算する際には、レーシックを受ける前の角膜に関するデータを加味した計算式が使用されます。
現在では、仮にカルテが無い場合でもIOLマスターという機器を使うことによって、眼内レンズの度数を計算することができるようにはなっています。
いずれにせよ、レーシックを受ける前の目の状態に関するデータを保存しておくことに越したことはありません。そして、白内障手術の際には提示できるように備えておきましょう。