緑内障とは、視神経に障害が発生することで網膜の内側面にある神経細胞が死滅し、視野が狭くなったり、視野が欠けたりする病気です。緑内障は日本人の失明原因トップです。
緑内障の原因には眼圧の上昇があります。ただし、正常な眼圧でも緑内障(正常眼圧緑内障)になることがあります。特に日本では正常眼圧緑内障が8割程度と言われています。
したがって緑内障を早期発見するためには眼圧検査だけではなく、眼底検査や視野検査が必要です。眼底検査は網膜や視神経の状態を検査することで、視野検査は視野で欠けている部分がないか検査することです。
緑内障は加齢とともに発症・増加します。一度死滅した神経細胞は戻らず、欠けてしまった視力を取り戻すのは困難です。したがって早期発見・早期治療が重要です。