オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは、就寝中にコンタクトレンズを装着し、起床後にコンタクトレンズを外すと裸眼で見えるようになる近視治療法です。

就寝中に使用するコンタクトレンズはナイトレンズと呼ばれます。ナイトレンズを装着して寝ると角膜の形が矯正されます。要は角膜に寝癖をつけるようなものです。

一晩ナイトレンズを装着すると、角膜が元の形に戻るまで約24時間かかります。したがって日中は裸眼で見えるようになります。継続することで効果の持続時間が増えます。軽〜中強度の近視に有効で、軽度近視ならば1週間オルソケラトロジーを継続すると1.0程の視力になります。

最近ではレスリングの吉田沙保里選手がオルソケラトロジーをすることによって裸眼でオリンピックに出場したことが話題になりました。

レーシックは近視を根本的に治す治療ではなく、「その時点における近視」を矯正する手術です。したがってレーシックは近視の進行が落ち着く20歳以降に受けるべきです。20歳未満で裸眼生活をしたい場合はオルソケラトロジーで近視を矯正するのがおすすめで、現在は子供向けの近視治療法として注目されています。