アイレーシックはアボット・メディカル・オプティクス社が所有するレーシック手術に関する商標であり、イントラレーシックの一種です。
商標とは例えば「お〜いお茶」は伊藤園の商標であるため、「お〜いお茶」という名前を勝手に使って商売をすることができない、ということです。アイレーシックが特別なイントラレーシック手術というわけではなく、あくまでイントラレーシックの商標であり、ブランドのようなものです。
商標権を持つアボット・メディカル・オプティクス社はジョンソン&ジョンソンの子会社であり、白内障やレーシック手術で使用する機器の製造をしている会社です。
各クリニックが提供する「アイレーシック」はアボット・メディカル・オプティクス社の商標ライセンスを使用し、同社が販売する以下3つの機器を使用します。
- ウェイブスキャン:照射プログラムを作るための測定器
- イントラレース(iFS):フラップ作成に使用する機器
- ビジックス STAR S4IR:照射プログラムに基づいて角膜を削るレーザー機器
アイレーシックは米国国防省やアメリカ航空宇宙局(NASA)に認可されており、米軍のパイロットやNASAの宇宙飛行士への治療が認められています。したがって商標の認知度が高くて症例も多いため、人気のメニューとなっています。