現在アメリカでは年間100万件以上の症例があります。
日本では流行ピーク時の2008年に約45万件の症例がありましたが以降は減少しており、2012年に約20万件、2014年に約5万件、現在は年間約10万件〜15万件と推測されています。
日本でレーシック手術が開始されたのは2004年で、次々にレーシック業界へ参入するクリニックが現れました。そして2008年頃に流行のピークを迎えました。現在は大流行しているわけではなく、一般的な近視矯正手術となりました。
2008年から症例が減少している要因について、色々な立場から以下のような意見が挙げられています。
- 2009年に銀座眼科が引き起こした感染症の不祥事問題があったから
- 経済状況が変化し、手術費負担が大きくなったから
- メガネやコンタクトレンズの人気が上昇したから
銀座眼科の事件については風評被害等の影響があったことが推測されますが、その他の理由については症例数減少の要因ではないでしょう。
「レーシックが日本で2004年に開始されてから様々なクリニックがレーシック事業に参入し、2008年頃にメディアで話題となって当時かなり流行した」というだけの単純な現象だと推測します。
手術費用は高額ですし、目の手術は怖いと思うのが一般的です。したがって今後再び大流行するようなことは無いと思います。医療リテラシー(レーシックの知識)を備えている方、コンタクトレンズを装着したくない方など、近視で困っている一部の方たちは今後もレーシック手術を受けることでしょう。
現在の日本は高齢社会であり、高齢化が進んでいます。高齢化が進めば進むほどレーシックの症例は減っていくことでしょう。なぜならレーシックに適している年齢は近視の進行が落ち着き、老眼が出てくる前の20歳〜40歳ぐらいだからです。今後は老眼や白内障の患者が増えることによってレーシックよりも眼内レンズの症例が上昇していくことでしょう。
韓国では少女時代のメンバー3名、KARAのメンバー3名がレーシック手術済みなど、芸能人の間でレーシックをすることは一般的です。